社会保険労務士が受ける依頼は、企業からだけというわけではありません。個人から年金に関する依頼を受け、年金の加入期間や受給資格を説明したり年金の請求に関する書類を代行して作成、行政機関に提出するなどの業務も行います。年金は個人が加入している年金の種類や期間によって支給額が異なりますし、法改正や制度自体の変更などに支給額が増減することもあり、受け取る人が自分がどのくらいの額を受給できるのかがわかりにくくなっています。

年金に関する相談はひとりひとり状況が違うため、きちんとその人の加入期間や受給資格を考えてアドバイスなどをしなければならず、請求書類の作成や提出も企業からの依頼と同じくらい重要な仕事となります。社会保険労務士というと会社の顧問的な役割をすることが多いと思われがちですが、こういった個人からの依頼や相談などもきちんと受けていますし、年金などの問題を相談を気軽にすることができる社会保険労務士事務所も増えてきています。

社会保険労務士は企業からの依頼を受け、会社の雑務を減らしたり業績をアップさせるための手伝いなど顧問的な役割をするものと思われがちです。ですが社会保険労務士事務所では個人からの年金の相談や請求書類の作成、提出など年金に関するさまざまな雑務にも対応しています。

社会保険労務士の業務のひとつは人事労務管理のコンサルティングで、労働者の能力を活かすことができる職場づくりを支援する業務となっています。企業がその業績を上げていくためには年俸制や能力給の導入などといった賃金耐性の変更や、能率を上げるための労働時間の変更など職場で働く人が働きやすい環境を作ることが大切です。しかしどういった体制が向いているかは、業種や働く人・顧客の年齢層などさまざまなものに影響されて変わっていきます。

社会保険労務士は就業規則の作成、変更。労働時間・休日などの労働条件や賃金制度の設計など企業経営の中でもとても重要な人にかんするさまざまな問題の解決をサポートする業務に多く携わっています。その業務の中には労働保険料の加入手続きや雇用保険、社会保険の事務手続きなども含まれており、場合によっては企業の資金の管理にも携わることもありますので非常に責任が重い立場となることもあります。

社会保険労務士事務所では企業から依頼を受けて、これらの事務手続きを行っています。企業の業績アップに必要となるさまざまな相談を受けることもありますので、業務内容としては非常に大きな責任を負うことになります。これから社会保険労務士を目指す人は、こういった重要な仕事を任せることもあるというのをきちんと知っておきましょう。

社会保険労務士事務所は、労働関連法令や社会保障法令に基づく書類等の作成を代行し、企業経営の上での労務管理・社会保険についての相談や指導を行う、社会保険労務士が務める事務所のことを指します。社会保険労務士は労働・社会保険に関する法律や人事・労務管理の専門家であり、企業経営で大切な人と物、お金のうち人の採用から退職までの労働・社会保険に関する諸問題、さらに年金の相談に応じるエキスパートとして、企業運営における人事についてさまざまな業務を担当しています。

社会保険労務士になるためには、社会保険労務士試験に合格した後に連合会に備える社会保険労務士名簿に登録する必要があり、この手続きを終えて初めてプロとして社会保険労務士事務所に加入して働くことができます。社会保険労務士の定義は社会保険労務士法に基づき、毎年一回、厚生労働大臣が実施する社会保険労務士試験に合格し、かつ、2年以上の実務経験のある者で、全国社会保険労務士会連合会に備える社会保険労務士名簿に登録された者、と法律により定められています。社会保険労務士として働き始める時には、この条件を満たしているかどうかが重要です。

当サイトでは社会保険労務士がどのような業務を行う職種なのかをいくつか解説していきます。これから社会保険労務士になり、社会保険労務士事務所で働こうと考えている人が、社会保険労務士の仕事を知ることでより働くための意欲を得るための一助となれば幸いです。